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娯楽と現実のハザマ2

勇気と無謀の違いを知らない、何をやっても駄目なつまらない人間、秋原孝太ことアキハラの書くブログです。ここ最近DQNじゃなくてただ単にゆとりなだけな気がしてきました(殴

防具マムルと武器マムルと腕輪マムルと・・・

育成中です(ぇ

追記から昨日の続き。
序章第二話「パイレーツパニック」

船の上で水平線を眺めること数分。
「…まだつかないのかなぁ」
船の進む先にはアーモロードどころか島一つ見えやしない。
あとどのくらいかかるんだろうと思い始めた途端だった。

ドッゴーン!!

耳を劈くでかい音が聞こえ、その直後に船が大きく揺れる。
「うわぁっ!?」
突然の出来事に僕は声を上げてよろめく。
僕だけでなく、他の乗客も騒ぎ始めた。
「な、何なの一体!?」
混乱する船内に、声が響き渡った。
???「ガッハッハァー!!俺の名前は海賊ガルウィン
この船にあるお宝を全て俺によこせ!さもないと片っ端からぶっころすぞ!」
船の隣に、別の船が止まっている。
その船の船長と思われる、奇妙な帽子をかぶった男だった。
きっと、船を襲ったのもこの船だろう!
また乗客が騒ぎ始める。
ガルウィン?海賊!?
そんなのが、この世の中に存在するなんて!僕、どうなっちゃうの?
なんて思って無駄に動いたのがいけなかった。

ガルウィン「誰も宝を差し出さないのか!ならば、まずは…お前だ!!」
ガルウィンが船に乗り込み、僕の腕を押さえる。そして、僕の頭に何か鉄の棒のようなものを当てた。
「うわっ!?何をするんですか!!」
ガルウィン「どうやら、自分が置かれている状況に気づいてねえようだな?!
誰もこの船の宝を差し出さないから、ちょこまか動いて目障りなお前から、見せしめに殺してやるんだよ!」
「殺す!?そんな鉄の棒で、どうやって僕を…」
その言葉がまたガルウィンを怒らせる。
ガルウィン「貴様、銃を知らんのか!?上等だ、身を持ってわからせて…」
そこまでガルウィンが言いかけた…まさにその瞬間だった。
ガルウィン「げふっ!?」
ガルウィンが何者かに吹き飛ばされる。
それに伴い僕の頭にあたっていた鉄の棒も飛んでいき、海の藻屑となった。
???「何の罪も無い一般人を、殺そうとするとは言語道断だ」
「え?」
僕は声のした方を見る。
重装備に身を包んだ女の人が、ガルウィンの前に立ちはだかっている。
ガルウィン「くっそ、覚えていろ!」
ガルウィンが元の船に戻ろうとするが、
???「無駄だ」
女の人が行く手を塞ぎ、槍でガルウィンを刺した。
ガルウィン「うっ!!」
ガルウィンは倒れたが、血は出ていない。
???「傷を与えては無いが、ちょっとだけ黙ってもらった」
周りから拍手が巻き起こる。
「あ、ありがとうございます。…でも、僕、お礼できるものは何も持っていない」
???「礼なぞいらぬ。その気持ちだけで十分だ」
女の人はさらりと言った。
(か、かっこいい!!僕も、こういう風になりたい!
でも、この人も最初からこんなに強いわけじゃなかったのかな?)
いつしか、僕はこう思っていた。

ガルウィンが船内に連れて行かれ、
船は取り押さえられ、南への航海もまた始まり、乗客もまたいつものように過ごし始めた頃。
さっきのように水平線を眺めていたら・・・。
???「ところで、お前」
ぎくっとして後ろを振り向く。さっきの女の人が無表情で立っていた。
…いや、さっきから無表情なんだけど。
「はい?」
???「…この船は、アーモロードへの船だと知って乗ったのか?」
「そ、そうですよ?」
当たり前の質問に、当たり前のように返す。
???「さっきの海賊は、アーモロードの迷宮に挑む者の所持品を奪い、それで生計を立てている
極悪非道な者だ。こういう海賊が、この辺りには腐るほど居るのさ」
「そうなんですか…」
???「お前は、アーモロードへ何が目的で行く?…そのいでたちから察するに、
迷宮への挑戦ではなくただの旅行かとお見受けするが?」
どうやら、この人は僕がタダの旅行で来たと思っているらしい。
「いいえ、僕も迷宮に挑んで、強くなりたいと思ったんです」
その女の人が驚く。
???「ただの、一般人が?迷宮にだと?」
「無謀ですか?」
???「確かに無謀かも知れぬ。だが…あのお方も一人で迷宮へ挑まれた。しかも、お前のように
戦い慣れしていない」
「あのお方?」
???「すまぬ、こっちの話だ。迷宮は、幾多の冒険者が挑み、散っていったという。
お前も、生半可な覚悟なら、引き返すことだ」
やはり、言われた。ある程度覚悟はしていたが。
「ごめんなさい、僕は『強くなりたい』って思い…迷宮に挑むことにしたんです。
無謀だとは分かっているんですが、最初から強い人は…いない。そう、思ってるんです。
だから、迷宮で、強くなりたくて…」
自分でも何を言っているのか分からなくなったが、迷宮に挑みたいという気持ちはある。
???「強くないから…迷宮で鍛えるというのか。いい心がけだ。ある意味、熟練の冒険者よりも
いい人かも知れぬ」
「え、え?」
???「よろしい。私も、あのお方を探すため、迷宮に挑むつもりだったのだ。
だが、一人だといささか心細い。ご一緒しても、いいな?」
まさか、アーモロードに着かないうちに仲間の誘いを受けるなんて!
僕は返事した。
「もちろんです!!」
無表情だった女の人が、やっと笑った気がした。
???「ありがたい。私は、とある王宮の守護兵士をやっている、アイシアと申す。お前は?」
「僕は…」
そこまで言いかけたときだった。
女の人の悲鳴が聞こえた。
何事かと振り向くと、ガルウィンがこっちに向かってきている。
ガルウィン「見つけたぞ!」
アイシア「さっきの海賊か。少しは懲りたか?」
「ま、また襲ってきますよ!!」
アイシア「心配ない、武器は全て捨てさせた」
ガルウィン「おい、そこの女。俺が宝を集めた目的を言い忘れた。
確かに、これで生計を立てるのも目的だ。だが、それ以上に俺は
この辺りの海を支配したかった…そして、
アーモロードの迷宮も俺のものにしたいんだよ!だから…」
え?この人も?
アイシア「ならば、ちょうどいい。お前も、私やこの人と一緒に
迷宮に入ろうじゃないか」
ガルウィン「はっ???」
ガルウィンが固まる。
アイシア「お前が殺そうとしたこいつと私は、ある目的があって
アーモロードの迷宮に行こうとしている。だが、お前も目的がある以上…
やることは一つしかない。一緒に、潜ろうではないか?」
ガルウィン「ふざけんな!何で俺がお前やこいつと一緒に…」
と言い掛けたガルウィンに槍を向けるアイシアさん。
アイシア「二人だけでは心細いから言っているのだ。それに、お前の実力も
宝をたくさん奪ったからにはかなりのものだと思うが?
ただでさえ罪を重ねているのに、拒否したら、今度はお前を海の藻屑にするぞ」
ガルウィン「わ、わわわかったよ!協力すりゃいいんだろ!?する、するから!」
ガルウィンがしぶしぶ返事をする。その返事を聞いたアイシアさんが槍を引っ込めた。
アイシア「その言葉、確かに私の胸のうちに宿した。その言葉を裏切るようなことがあっては
絶対にならぬぞ。もし、私たちを裏切ったら…」
ガルウィン「だぁーッ!!わかった、わかったって!!
もう悪いことはしない!お前達に協力する!!それでいいんだろ、えっと…あねさん!!」
あねさん?
アイシア「…。ま、いいだろう。ではこれからよろしく頼む、ガルウィン」
ガルウィン「よろしくな、あねさんと…そこのガキ」
「ガキって言わないで下さい!!これでも僕16歳なんです!!」
僕がそう叫ぶ頃に、船の進む方向にアーモロードが見え始めた…。

次回予告!
とある王宮の兵士のアイシアと海賊のガルウィンと一緒に行動することになった村人A。
船はようやくアーモロードにたどり着くが、行動を始める前に何者かと遭遇する。
その人は誰なのか!?次回、いよいよ序章最終話!!

TO BE CONTINUED...
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